どうすごいのか

この記事WX310K BLOGさんとuseWill.comさんで取り上げられたら、いきなりアクセス数が増えた。 PHSに関心あるひとってこんなにいたのね・・・数年前からは考えられん状況だ。涙。

で、どちらの記事でも「どうすごいのかよくわからない」と書かれていたw ので、ちょっと長めに語ってみる。

同時発音音色数は、どれだけの楽器を同時に鳴らせるか、ということ。 feelsound(懐かしい)は同時発音音色数が5しかなかったので、ボーカル、ギター、ピアノ、ベース、ドラムまで同時に鳴らせるけれど、これにコーラスを加えたり、シンセの音を足したり、と言ったことができなかった。 WX310Kでは同時発音音色数が48になっているので、5人のバンドから一気に48人のオーケストラになったようなもので、表現力の幅がかなり大きくなった。 たとえばピアノの音でも、薄くベルを重ねてきらびやかな音にするとか、左右のチャンネルで違うフレーズを弾く(端末でちゃんと聞こえるかはわからんけど)とか、データを作る上での自由度が格段に上がる。 さらに他のキャリアの端末と違って、PCM音源なので音色のリアルさは段違い。オリジナリティのある音色は鳴らないけど、着メロの用途から考えるとあんまり問題ないでしょー。

一昔前までは、専用のMIDI音源でも、同時発音音色数は16とか32とかがほとんどで(手元のSC-88は32みたい)、データを作るシーケンサでも同程度しか対応していないものもあったりしたので、GM対応とかGS対応として公開されているデータの多くはそのままWX310Kでも鳴ると思われ。 で、今でもそうだけど、MIDIデータはインターネット上に数限りなく転がっているので、着メロサイトで金払ってしょぼい音を使う必要まったく無し。アハハハハ。

ただ、さすがにコーラスやリバーブといったエフェクトの類は載っていないだろうから、この辺は余った発音数の部分を使って無理矢理データ化するみたいな工夫が必要かな(自動化できそうな気もする)。

Javaシーケンサ・・・はわたしの妄想なのだけど、それなりに使えるものができてきたらミュージシャン御用達携帯になったりしないかなー、とさらに妄想は広がりんぐ。他のキャリア用ですでにあってもおかしくない気もするが。 あと、ビーマニみたいな音ゲーも可能だね。キーはたくさんあるしw

これでサンプリングが使えれば言うこと無いんだけど、それは多くを望みすぎか。でも携帯の音源ではできるので、次機種ではできるといいなー(裏技でできたりするかもしれないけど。京ぽんではその可能性が少しあったので)。