EXTRA @ ageHa

オレ的にもっとも重要な夏フェスであった、EXTRA
終わってしまうとなんか切ない気分になりますのう・・・

まずは桃井はるこ。歌声が完全にCDのままで笑った。
ボコスカ最高です。

んで、山岡晃×日比野則彦。曲はまったくわからん。サイレントヒルメタルギアソリッドも遊んだことないし(ただのメタルギアならあるが)。
しかし、ボーカルで出てきた小柳ゆきがすごすぎる。よくあるゲームの主題歌で聴けるレベルをはるかに超えてる。鳥肌が立つくらい。
ゲームが好きらしく、好感度もアップですよ。

BETTA FLASH。TAMAYO(ex. ZUNTATA)ですよ!
一応DJってことなんだが、当人はPCに向かったままでじーっとしてる感じ。途中、相方らしいボーカルの娘が出てきたが、ビミョー。
とりあえずPENETRATIONは盛り上がったのでいいか。

SEGA sound team H.。熱すぎる。
ここだけ曲名書くと

  1. AFTER BURNER 2007 Remix
  2. QUARTET
  3. HANG-ON 愛のテーマ
  4. LAST WAVE (OUT RUN)
  5. Let's Go Away (DAYTONA USA)

だって父さん、カルテットですよ!?セセセセーガ!も聴けたし、大満足であります。
やっぱ昔からやってる人たちはライヴ慣れしてますなあ。

そいで田中宏和。元任天堂の神。
どんなもんかと思っていたが、これがかなりクラブ仕様なキック&ベースでよい!もちろん上に乗ってるのはバルーンファイトとかドクターマリオなのだが。
この人がこんなに直球テクノな音でくるとは思っていなかっただけに感激。
今回みたいな感じでCDでも出してくれんかのう。

前半戦ラストの松前公高。LEGENDのときにすばらしいDJを披露してくれたので、今回も期待してたら、一人MS-20ライブ。
おそらく会場の9割が( ゚д゚)て感じだったと思うが、MS-20レプリカを持つ者として、本物のMS-20をあれだけ駆使した演奏を見られたっつーのは実におもしろかった。
VJを頼む予算がありません、と言ってMS-20を操作する手元を映しつづけたのが、シンセ好きにはたまらんかったでしょー(そんなやついたのかわからんが)。

休憩。だけどあんまり観客動かないね。のど乾かないんかな?

後半戦スタート。まずは、古川もとあき。これがねえ・・・
古川氏といえば、コナミ系で数々の名曲があるはずなのだが、演奏した曲はギタフリとか自分のバンドの新曲、とかビミョーな選曲で正直かなりガッカリ。大人の事情なんですかねえ・・・?
しかし演奏のレベルはクソ高い。鬼フュージョン。随所にコナミっぽさが伺えるだけに余計に悲しい気持ちに。

大久保博のDJ。最近のリッジの曲が中心。たぶん。知らない曲ばっかりだった。
だけど、さすがにクラブ仕様な音なんでガシガシ踊れます。
なんつーか、現場を知ってるって感じ。
Disco BallがageHaで聴けたってことだけで来てよかったと思いますですよ。

伊藤賢治カルドセプトとかロマサガとか遊んだことないんで曲は知らなかったが、すげえ演奏が熱い。
ボーカルが歌詞とか無くてオールアドリブで歌ってたんだけど、これが圧巻。パワフルすぎ。演奏もすげえ上手い。イトケン、やるなあ。キモ面だけど。

﨑元仁×並木学×岩田匡治×金田充弘のDJ。4人でDJって何やるのよ?と思ったら、4人がラップトップに向かって、じっとしているだけでした・・・いや、並木さんは激盛り上がってたけど。
しかし、曲は大往生とか蒼穹とかかなり熱いところをいってくれたんでOK。

はい、それで待望の古代先生。つかみは「こんばんわ、こだいです」・・・うーん。
まあ、そのあとの「VIPからきますた」が受けてたからいいか。
しかし、古代先生、緊張しすぎ!VIPルームが寒くて体ががちがちになった、って言ってたけど、あんなピアノ演奏会を見に来た親みたいな気持ちになるとは。これだけの会場でいきなり一人で演奏って、ハードル上げすぎでしょ・・・
ここも曲名書いておくか。1~4がピアノソロ、5,6がバンド。

  1. 翠緑ノ樹海 (世界樹の迷宮)
  2. わからん。遺都シンジュク? (世界樹の迷宮)
  3. Feena (Ys)
  4. オープニング (SORCERIAN)
  5. すばらしき新世界 (ナムコ X カプコン)
  6. いつかきっと、月光の下で (ナムコ X カプコン)

そう、イースソーサリアンですよ!急遽頼まれてやることにしたって言ってたけど、ほかのどの曲より感動した。もうこれだけでチケット代の元はとった。ああ取ったさ。
5,6は古代先生はギター。これも結構べしべし間違えてたが、基本的にはカラオケなのでそれほどには気にならず。
終わったときの、終わった~♪てな感じのお顔が印象的でしたよ。お疲れ様です。

で、細江DJ。基本的にLEGENDのときと変わらぬナムコMIX。
この方もさすがに現場を知っているって感じ。踊れます。
ラストのドラスピENDINGが泣けた。

最後、BLACK MAGES。植松さんですな。
FFの曲はよく知らないのだが、となりでみいるさんが感動してました。
しかし、演奏がめちゃくちゃ上手い。FFの曲ってプログレっぽい、速弾きフレーズが多いのだが、すべて手弾き。クオリティ高けえ・・・

んで、終了。14時から20時まで立ちっぱなし。腰痛い。

で、だ。
LEGENDのときにもまったく同じ感想を持ったのだが、なんで観客は微動だにせず、ぼーっと立ちつくしているんだ!?ライブであおられれば手拍子くらいはするが、DJのときなんて完全に地蔵。大久保さんが「せっかくのageHaなんで」て言ってたけど、ここが普段どういうところか、なんて知ってるやついないんだな。2ch見たら、DJの音がうるさいとか椅子置けとか言ってるやついるし(まあ、長すぎるんで疲れるっつーのはあるが)。

あと、VJが流してる映像、情報量が多すぎ。客が見てるの、スクリーンだけだもん。
かなり気合いが入ってて、作り込まれてるんだけど、それが逆に邪魔っつーか。
音じゃなくて、スクリーンに流れてる曲のタイトルが出たときに盛り上がるっておかしいでしょ?

でもまあ観客の大半は別に踊りに来たわけでも音楽を聴きに来たわけでもなく、懐かしい曲を演奏するゲーム音楽家さんたちを見に来たわけで、まあそういうものなのだ、と悲しい気持ちで納得する。オレも半分はそれで満足してるんだし。
しかし、そもそもゲームミュージックってくくりでイベントやること自体に無理があるのかね?普通のフェスはロックとかテクノってくくりでやるから、そのジャンルが好きな人たちが集まるんで、楽しみ方を知っていると思うんだが、ゲーム音楽ってだけじゃジャンル広すぎだからねえ・・・
今回みたいのはWIREみたいな感じで、主催者側の志が高くて好きだけど、次回があるなら今度はもうちょい客層考えたほうがいいかも。難しいとは思うけど。